株式会社ティービーアイ民事・刑事事件のリーガルサポートをする調査の専門家

2023.06.12

多様な調査手法

調査にはさまざまな手法があります。例えば、尾行は、特定の対象の行動や動向を密かに監視する方法です。フォレンジックは、デジタルデータの解析や回復を通じて証拠を収集する手法です。データベース検索は、情報を収集するためにオンラインデータベースやウェブ検索エンジンだけではなく、調査会社が蓄積した固有のデータベースを利用して調査に必要な情報を集める手法です。取材は、関係者や関連情報源に対して直接インタビューや質問を行い、情報を収集する手法です。内偵は、秘密裏に情報を収集するために身分を偽って行われる調査手法です。公簿からの分析は、公的な記録や文書を調査対象の現在や過去の情報を抽出して情報を分析したり現状を分析する手法です。

これらの手法は、あくまでも調査手法の一つに過ぎず、調査の目的や依頼の内容によって適切な組み合わせを選ぶことが重要です。調査会社が最終的にお客様のご依頼にあたる際は、効果的な調査を行うために、それぞれの手法の特性や利点を活かし、状況に応じて柔軟に組み合わせることが求められます。

調査員が必要とするスキルは、「教育的知識」と「実践的知識」です。

「教育的知識」とは、生れてから成人するまでに学業で学んだ一般的な知識を言います。言うなれば「理論」です。

「実践的知識」とは、学業以外で得た知識、例えば遊びの中得た知識や、習い事で得た知識、学生時代にアルバイトや友人関係で得た知識などを言います。言うなれば「知恵」という事になります。

この理論と知恵の両軸が求められるわけです。

特に「実践的知識」(知恵)はとても重要です。なぜなら、お客様が抱える問題というのは「教育的知識」(理論)では解決できない事が多いからです。

そのため、如何にこれまでの人生で多くの経験を積んできたかという事が最も求められる仕事という事になります。

弊社では、各調査員に常に考えさせ、困難と思える事案でも、法を遵守する中で、どうにか結果導き出せるような「実践的知識」(知恵)を引き出させる教育に努めています。